自己啓発本という癒し
本を捨てたいんです…
と、ヘッセの“人生の言葉”のとある1ページを示しながら
レイキの受講生さんがつぶやきました。
迷路に嵌って抜け出せなくなったような漂白の思いでいたころ
自己啓発本ばかり読んでた時期がわたしもあったっけ…40歳前後のころ。
書店に行けばいつもビジネス書コーナーの前に立ち
ナポレオンヒル、カーネギー、マーフィー、ジェームスアレン…
いまは星の数ほどある啓発本だけど昔は古典のが多かったみたい。
特に成功哲学が好きで読めば気分も高揚し
鼓舞され励まされ背中を押してもらえるカンフル剤。
自力ではどうにもならない事柄…
自分が思い描いたこととのギャップ…
その苦しみから一時的でも逃避するための特効薬。
いま振り返ると、自己啓発本もある種の癒しだったとつくづく思う。
(いわゆるスピ難民と言われる人も同じかもね?)
それまで自分の思いや考えだと信じていたものが
実は家族や周りの期待によって構築されたものだったり
ただの社会的洗脳に過ぎないのでは?と思ったり
ぼんやりと育ってしまい物事を深く考えない娘だったので(今でもか…)
人生の折り返し地点を前にしてようやく本気で自分と対峙し
覚悟を決めなければならない状況に…。入院もしたし。
アラサー時代によく読んだ精神世界に関する本でも
(当時は修養系、オカルト系が好きだった)
その十年後に中毒だった啓発本でも、
すべては自分の意識次第…運命の作り手は本人の心…
という宇宙一元論で一緒でした。
でも知識だけあっても三次元に落とし込む作業が全くできず
長らく泥水の中をただ這いずり回っていただけのわたし。笑
のちにエネルギーワークを学んでやっと腹に落とすことが出来ました♡
運命は外から自分に向かってくるというより
自分から外に展開していくもの、とよく言われますね。
自分を動かしていくのは自分自身でしかないので。
だからエネルギー不足の状態のままでは…
他者の言動に振り回されたり余計な心配を膨らませたり迷ったりしがち。
自身のエネルギーが高まり気力が充実すればおのずと自分軸も定まって
宇宙の摂理に即した方向で勘も働いていき行動もそれに導かれたら
あとはその心地良い波に身を委ね乗り続けるだけ♪♪